【ゴム用機械特集】関西ロール、MKブレーキ今年に1000台達成

2014年02月10日

ゴムタイムス社

業務改善が業績に寄与

 関西ロール㈱(大阪市大正区・髙木康彦社長)は13年12月期決算で、売上・経常利益ともに前年度比約20%増の伸びを達成し、リーマンショック前の水準を回復した。

 その要因は、テストロール・生産ロール・圧力加硫缶・ラム式押出機・MKブレーキ、MKブレーキ付きデモロールなど、各製品にバランスよく注文が入ったこと。特に昨年発売した12号機(MKブレーキ付きデモロール)は即完売になるほど、同社製品の信頼性の高さがうかがえる。またMKブレーキは昨年で110台販売し、今年中に1000台に達する見込みだ。さらに、今年に入り13号機を出荷したものの、こちらも即完売になるほどの好調さを受け、5月までに14号機を発売。このようなMKブレーキの好調さを支えているのは、日系メーカーの海外進出である。13年度は30%がベトナム・タイ・インドネシア・インドなどの海外向けだった。

 「海外には熟練労働者が少なく、しかもロールが最も危険性が高いということで、海外工場を増設すればするほどMKブレーキ付きデモロールの需要が高まる」と髙木社長は話している。

 

 

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