更新需要の獲得目指す
ミクロ電子㈱(埼玉県川越市・山中 亨社長)は、マイクロ波電力応用の専門メーカーとして、数々のマイクロ波電力応用装置、マイクロ波デバイスを手掛けている。
マイクロ波を使うゴムの加硫ラインでは、押出機・マイクロ波連続式ゴム加硫装置(UHF)・直線式熱風加硫装置(HAV)・引取機・裁断機などが並ぶ。このうち、加硫ラインの中心になっているのがUHF・HAVで、いずれも国内では同社が圧倒的なシェアを占めている。
さらに、同社の強みはマイクロ波の発振器やデバイスまで自社で造っていることだ。そのため、トータルでコーディネートやサポートを行うことができる。
創業40周年を迎えた2013年度の業績は、好調過ぎた12年度の反動で、減収減益となる見込み。ただし11年度に比べれば、いずれもプラスの水準で推移しており、リーマンショックの落ち込みから着実に回復傾向にある。
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