朝日ラバーの第3四半期 営業・経常利益が3ケタの伸び

2014年02月17日

ゴムタイムス社

 朝日ラバーの2014年3月期第3四半期決算は、売上高が41億9200万円で前年同期比16・6%増、営業利益は2億3900万円で同109・9%増、経常利益は2億5900万円で同129・2%増となり、増収増益となった。四半期純利益は1億4400万円で同85・2%増。
 自動車・情報通信・医療介護の各分野に経営資源を集中し、顧客の視点に立ったものづくりを進めるとともに、独自に開発した製品の販売拡大に注力した結果、営業・経常利益ともに、3ケタの増益を達成することができた。
 セグメント別では、工業用ゴム事業の第3四半期は、自動車産業が北米と欧州市場向けの自動車販売台数・生産台数が増加したことに伴い、主に「ASA COLOR LED」を始めとした自動車関連製品の受注が引き続き増加した。
 また、スポーツ用ゴム製品の卓球ラケット用ラバー、機能製品であるRFIDタグ用ゴム製品の受注も堅調に推移。
 この結果、工業用ゴム事業の連結売上高は33億3300万円で同17・7%増、セグメント利益は3億6300万円で同64・8%増となった。
 医療・衛生用ゴム事業では、下期から量産化を予定していた新規製品が第3四半期から量産開始になったこと、前期まで顧客の在庫調整などにより減少していた、一部の医療用ゴム製品の受注が回復してきたことなどから、売上高が増加。
 一方、新規製品の量産立ち上げまでにかかったコスト負担などがあったことから、営業費用は増加した。
 この結果、医療・衛生用ゴム事業の連結売上高は8億5900万円で、同12・4%増となったものの、セグメント利益は5000万円で同31・3%減となった。
 通期の業績予想については、前回公表した数値を上方修正。売上高は55億8000万円で前回予想より1・5%増、営業利益は2億8000万円で同27・3%増、経常利益は2億8800万円で同37・1%増、当期純利益は1億5000万円で同25・0%増となっている。

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