電気化学工業は2月14日、「先進技術研究所」と「ライフイノベーション研究所」を設置すると発表した。
「デンカイノベーションセンター」(東京都町田市)の本館完成を期に、研究体制の強化のため4月1日に同センターに、従来の中央研究所とデンカ生研のワクチン・診断薬開発部門を再編・統合するもの。なお、「インフラソリューション開発センター」は「インフラソリューション開発研究所」へ名称変更するとしている。
同社は、経営計画「DENKA100」における新成長戦略のひとつである「新たな成長ドライバーへの経営資源集中と次世代製品開発への取り組み」を推進するべく、これまでに事業部門の再編などを実施してきた。
4月に竣工予定の同センターの本館については、新成長戦略遂行に不可欠なオープンイノベーション推進のためのツールとし、将来に向けた価値創造のためのイノベーション研究を主体とした研究活動の拠点とするとともに、社会に広く開かれた社会貢献の場としても活用していくとしている。
「ライフイノベーション研究所」は、成長戦略のひとつである健康分野に対し同社グループ全体の資源を集中させ、同分野において新しい価値を創造することを目的に、同社のライフサイエンス研究開発部門及びデンカ生研の次世代試薬、ワクチン開発部門を再編・統合し新設するもの。同社は、これにより「次世代製品開発への取り組み」を強化していく。
2014年02月17日