クリヤマホールディングスの2013年12月期連結決算は、売上高が359億2100万円で前年同期比8・3%増、営業利益は20億2100万円で同9・7%増、経常利益は23億8500万円で同17・7%増、当期純利益は15億6200万円で同21・3%増となった。
主に北米事業が好調であった他、建設資材事業の採算性が改善した結果、営業利益、経常利益、当期純利益共に最高益を更新した。
セグメントの業績は、北米事業では各種ホース(産業用、農業用、鉱山用、飲料用等、多種多様なホースを取扱)の販売が好調に推移し、為替円安も寄与したことから、売上高は179億5500万円で同26・2%増、営業利益は14億7400万円で同26・7%増となった。
産業資材事業では、海外アジア地域における建機需要が低下し、量産機械用部材の販売が減少した他、電力施設向けプラント用資材の販売も伸び悩んだ結果、売上高は76億7800万円で同4・4%減となり、営業利益は7億9200万円で同18・9%減となった。
建設資材事業では、公共投資増加に伴い、道路・橋梁及び港湾・土木用資材の売上が増加したものの、商業及び鉄道施設向け建築用資材の販売が減少した結果、売上高は67億6900万円で同3・9%減となった。但し、利益面については、工事採算性改善と経費節減効果により利益率が改善した結果、営業利益2億9700万円で同310・3%増となった。
スポーツ施設資材事業では、「タラフレックス」(弾性スポーツ床材:国際バレーボール/ハンドボール/テニス/卓球連盟認証品)及び「モンドターフ」(人工芝:国際サッカー連盟認証品)の販売が増加したものの、「スーパーX」(全天候型舗装材:国際陸上競技連盟認証品)の販売が伸び悩んだ結果、売上高が17億7800万円で同17・7%減、営業利益は1億2800万円で同54・2%減となった。
その他では、ホテル事業は国内外からのインターネット予約販売が好調につき売上が増加したものの、アウトドア販売事業は海外取扱いブランドの販売減少と合わせ、為替円安により調達価格が上昇し、利益を押し下げた。これらの結果、売上高は17億3900万円で同3・1%増となり、営業利益は3800万円で同0・1%減となった。
2014年12月期の通期連結業績予想は、売上高が375億円で前期比4・4%増、営業利益が22億円で同8・8%増、経常利益が23億5000万円で同1・5%減、純利益が15億円で同4・0%減を見込んでいる。
2014年02月18日