国内は土木・建設分野に期待
昭和電工のクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」の2013年年間の販売実績は「国内はユーザーの海外移転により微減で推移したが、輸出が欧州、米国向けに増加したことで出荷は堅調推移しており、生産、販売はウェルバランス」という。為替円安で競争力が回復し、前期に比べ大幅な増収となった。
総出荷の8割を占める輸出は円安の恩恵を受け、欧州、アメリカ向けに拡大、欧州向けについては昨年後半から需要が回復、足元、接着剤、一般工業品を含め受注が順調に推移。同社では関税が撤廃された米国市場での拡販に注力しており、米国での販売人員の増強に加え、各種エラストマー展示会への出展やマーケティング活動を強化している。
ニューカマーである米国市場では過去の合弁関係からデュポン代替品としての引き合いも多く、