ランクセス 「青少年のためのオペラ」を協賛 日独交流150周年記念事業で

2011年09月05日

ゴムタイムス社
記者会見するワインマール社長

記者会見するワインマール社長

 日本法人 ランクセス㈱(本社:東京都千代田区、ペーター・ワインマール代表取締役社長)は、日独交流150周年記念事業の一環として、8月30、31日の両日、長野県松本市で行われた「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」のプログラムの一つである「青少年のためのオペラ」を単独スポンサーとして協賛した。
 「青少年のためのオペラ」は、オペラを通じた若手音楽家の育成、および青少年が音楽文化に触れる機会を作ることを目的として2005年に開始されたもので、本年はまつもと市民芸術館で8月30日、31日の2日間で4公演が行われ、抽選により選ばれた、合計82校約6300人の生徒が鑑賞した。8月30日に行われたフンパーディングの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」には、東京近郊在住のドイツ人の子供たち、およびランクセス社員の子供たちも招待された。
 ランクセスは2011年から2013年までの3シーズン、「青少年のためのオペラ」をスポンサーとして協賛するもので、同社が日本で音楽イベントの支援を行うのは、今回が初めて。
 ランクセスはこれまでCSR活動の一環として「教育」をテーマに掲げ、ドイツの「Young Euro Classic (YEC)」、シンガポールの「SNYO (the Singapore National Youth Orchestra)」など、世界各国で支援を行ってきているが、今後は日本においても、若い才能ある音楽家を育てる支援を継続的に行っていく方針。

「青少年のためのオペラ」(ヘンゼルとグレーテル)

「青少年のためのオペラ」(ヘンゼルとグレーテル)

 26日、サイトウ・キネン・オーケストラコンサートの公演前に記者会見したワイマール社長は「1世紀以上にわたって行ってきた、芸術・科学の分野の優秀な若者の育成は、ランクセスの伝統の一部であり、経済および社会的発展支援におけるコミットメントの代表的な活動である。日本及び各マーケットでお客様の問題解決、お客様から求められる製品の開発が重要な事業の目的であり、こうしたビジネスと同じように私どもが事業を行う市場においては社会的な活動を行うことによって社会的な責任を実行する企業としても認めていただくことを重要視してきました。サイトウ・キネン・フェスティバルの育成、サポートは大変うれしく、参加することは大きな喜びであります。」と述べた。
 ランクセスは日独交流150周年記念事業として、 『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』への協賛のほか、「環境対応型車社会を推進する技術イノベーション」をテーマにした『LANXESS Rubber Day』~合成ゴムの未来を語るシンポジウム~ (2011年11月)を日本で初開催する計画。

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