ランクセス ドイツのタイヤ技術展に出展

2014年03月05日

ゴムタイムス社

 ランクセスは、2月11日から3日間、ドイツのケルンで開催されたタイヤ産業技術発表展示会「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2014」に出展した。
 2014年に設立125周年を迎えるラインケミーが、ゴム化合物の品質管理の新コンセプトを提案する「レノウエーブ(Rhenowave)」を展示したほか、同社は、高性能タイヤの製造を簡素化し、高い加工性を備えた新しいネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(NdBR)製品なども展示した。
 また、専門家により以下の発表が行われた。
 「ゴムグレードの分子量に関わらずムーニー粘度の調整を容易にするソリューション・スチレン・ブタジエン・ゴム(SSBR)の改良における新しいコンセプトについて」、「機能化されたSSBRグレードが、シリカ含有トレッドを有するテストタイヤの転がり抵抗、摩耗、ドライグリップとウェットグリップの性能向上をもたらすことについて」、「省エネルギータイヤに使用されるNdBRとSSBRのゴム混合物に、改良されたランクセスのNdBRを使用することで、加工特性が向上することについて」、「押出においてインライン超音波分析を使用することで、黒色ゴム製品の製造における品質保証の一層の向上を目指す研究について」、「ブラダーをコーティングすることによって、高性能タイヤの製造がさらに効率的になることについて」、「タイヤのサイドウォール用ゴムにエチレン・プロピレンゴム(EPDM)をゴム混合物に加えることで、老化防止剤の使用量を減量できることについて」、「再生可能な原料であるサトウキビから製造されたエチレンを使用したEPDM(ランクセスの「ケルタン(R)エコ(Keltan(R)Eco)」)を用いることで、タイヤにおける再生可能原料の比率を増加できることについて」、「タイヤ製造にノルボルネンゴム(PNR)を添加剤として使用することで複数のメリットが得られることについて」。

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