三菱樹脂 アルミ樹脂複合材新製品を発売

2014年03月07日

ゴムタイムス社

 三菱樹脂は3月3日、鏡面仕上げのアルミ樹脂複合材「アルポリック RF」を2014年4月1日に発売すると発表した。
 同社のアルミ樹脂複合板「アルポリック」は、ポリエチレン等の芯材の両面にアルミニウム板等を貼り合わせて一体化した3層構造の複合板。優れた平滑性や加工・施工時の取り扱いの良さから、内外装材をはじめ、産業資材や広告看板の下地材などとして、世界各国で使用されている。同社は、この「アルポリック」シリーズとして、表面のアルミニウム板をアルマイト処理し、鏡面仕上げを施した「アルポリック/fr RF」を2012年4月に発売し、「割れない鏡」としてショッピングモールやエンターテイメント施設等の内装材として高い評価を得ていた。
 今回発売する板厚2ミリの「アルポリック RF」は、より軽量な材料を求める顧客のニーズに基づき品揃えするもので、板厚を従来の3ミリから2ミリへと薄くしたことで、1㎡当たりの重量が約半分の2・9キロとなり、また、曲げ加工(200Rまで)も可能となった。加えて、薄くなったことで切断や穴あけなどの加工もより容易となり、現場での施工性も向上します。従来から使用されていた用途に加えて、ダンスが必修科目となった学校施設やアパレル関係の店舗など、鏡面材が必要とされる施設向けへの採用が期待される。なお、本製品の芯材にはポリエチレンを使用しているため、不燃材料認定は取得していない。
 同製品の規格サイズは1220ミリ×2440ミリ。価格は4万5000円/枚(消費税別)。
 同社は、鏡面仕上げのアルミ樹脂複合材シリーズとして、軽量かつ曲げ加工を特徴とする2ミリ品と、不燃材料認定を取得している3ミリ品(従来品)を品揃えし、顧客の様々なニーズに応えることで、2015年度2億円の販売を目指して、拡販を図っていくとしている。
 また、同社およびグループ会社のアストロは、3月4日から7日まで、東京ビッグサイト(東4・5ホール)で開催される「店舗総合見本市/JAPAN SHOP 2014」に出展する。(小間番号:JS4432)「アルポリック RF」などを展示する予定。

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