日本ベルト工業会はこのほど2011年上期(1~6月)のゴムコンベヤベルト及び樹脂ベルトの需要先別販売実績比率をまとめた。
これによると、ゴムコンベヤベルトの総販売実績は国内販売が全体の64・4%、輸出が35・6%を占め、国内販売実績は前年同期比16%増、輸出販売は同19%増となった。
11年上半期(1―6月計)ゴムベルト生産量は1万4734トンで前年同期比で7%増加。内需は1万659トンで5%増となり、輸出は4075トンで同15%増加した。樹脂ベルト上期生産量は55万6117㎡で前年同期比15%増加した。
国内販売の需要先別比率を見ると、主力の高炉8社向けが全体の22・6%を占め、販売実績は前年同期比20%増、石灰向け以外は軒並み前年同期実績を上回っている。
石炭向けは全体の1・1%を占めるが、販売実績は前年同期の3倍増となっているのが注目される。
一方、樹脂ベルトの需要先別販売実績比率によると国内販売が96・3%、輸出が3・7%を占め、国内販売実績は前年同期比1%増と微増だが、輸出販売実績は32%減となっている。
需要先は食品向けが25・9%を占め、続いて、食品機械が12・9%、物流機械が13・7%と3分野で半数を占めている。なかでも5%を占める繊維、5・1%を占める紙工、その他機械の販売実績は2桁増と好調に推移している。
2011年09月05日