カナフレックスコーポレーションはこのほど、需要家に対して3月20日出荷分からホースおよび関連資材などの工業用品全般を15~20%値上げすると発表した。
今回の値上げ理由は主原料である塩ビ樹脂、ポリエチレン樹脂をはじめとする各樹脂原料が相次いで大幅に値を上げており、昨年から継続している原油・ナフサの価格高騰が厳しさを増しているとしている。また物流の増加による運送費の高騰も値上げの要因と挙げている。
このような状況下、同社では「工場、間接部門を問わず徹底的な合理化を実施し、コストダウンに努めてきた。しかし生産性向上や費用削減などの自助努力だけでは吸収が困難な状況に至っており、やむを得ずコスト増加分をポリエチレン、ポリプロピレン、塩ビ等の原料を使う製品価格に反映させ、価格改定に至った」と説明している。