1934年の創業以来、試験機・測定機一筋に製品開発を行ってきた東洋精機製作所(東京都北区・秋山秀雄社長)は、ゴム、プラスチック、紙・パルプ、繊維・染色、塗料・印刷インキについての豊富な試験機・測定機を揃えている。
このうちゴムに関するものだけでも、混練・押出しなどの加工性を評価するラボプラストミル、未加硫ゴムのムーニ粘度計、加硫特性を評価するロータレス・レオメータ、レーザ式表面粗さ計、テープ圧着ロール機など、枚挙に暇がないほどだ。
中でも現在、同社が拡販に注力しているのが、2年前に発売した「タッキネスチェッカHTC―1」である。
ゴム部材と補強材を包含した部材を、多層に粘着して加硫するタイヤやベルトなどの成形工程では、部材の粘着力を事前に確認することが重要だ。同装置は現場で部材の粘着力を簡単に測定するもので、テープなどの粘着力の測定にも応用できる。
当初はタイヤメーカーをターゲットに開発したが、
2014年03月17日