【ゴム用試験機特集】 新東科学 「サービス」も事業の柱に

2014年03月17日

ゴムタイムス社

 「HEIDON」ブランドで知られる新東科学(東京都千代田区・野村雅久社長)は、実験室用攪拌機と低荷重の摩擦摩耗試験機の草分けである。
 攪拌機は「スリーワンモータ」、低荷重の摩擦摩耗試験機は「トライボギア」のシリーズ名で製品展開しており、いずれも国内でトップシェアを占めている。
 このうち、ゴム・樹脂業界で馴染み深いのはトライボギアシリーズで、ボリュームゾーンとなっているのは、表面性測定機「タイプ14」と「タイプ38」である。
 タイプ14はテーブル速度・移動距離・往復回数を設定することにより、様々な条件下で試験ができるなど、多機能を1台に凝縮した標準モデル。タイプ38は14の測定性能を維持したまま、簡単・低コストを実現したモデルである。
 一方、ハイエンドモデルとしては、東北大学と共同開発した荷重変動型摩擦摩耗試験システム「タイプHHS2000」と「タイプHHS3000」がある。独創的な連続荷重解析や3Dグラフ解析、CCDカメラによる摩耗現象の解析など、より高度な摩耗試験を行うことができる。
 これらの製品は、荷重変換機を取り替えるだけで、

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