日本触媒は3月18日、2012年9月29日に発生した同社姫路製造所事故について、同日、同社および同社社員が労働安全衛生法違反の疑いで、神戸地方検察庁に書類送検されたと発表した。
同事故は、姫路製造所でアクリル酸を貯蔵するタンクが爆発し、消防隊員1人が死亡、作業員ら36人がけがをしたもの。爆発を防ぐための具体的な手順などを記したマニュアルを作成していなかったとして、同社と元副所長ら2人が労働安全衛生法違反の疑いで書類送検された。
書類送検について同社は「現段階では今回の書類送検の詳細は把握しておりませんが、書類送検されたとの事実を厳粛に受け止め、『安全が生産に優先する』という社是のもと、二度とこのような事故を起こさぬよう現在実施している再発防止策を徹底し、『社会から信頼される化学会社への再生』を目指して参ります」と述べている。
2014年03月19日