カネカは3月19日、主原料価格高騰を受け、シーリング材および弾性接着剤のベースポリマーである変成シリコーンポリマー(商品名:「カネカMSポリマー®」、「サイリル®」)の価格修正を行うと発表した。
現行価格に対して両製品ともキログラム当たり30円以上の値上げとし、5月1日納入分より実施する。
ナフサの国産価格上昇の影響により、主原料であるPPG(ポリプロピレングリコール)及びPO(プロピレンオキサイド)価格が上昇していることに加えて、電気、重油などのユーティリティーコスト等の上昇も収益を圧迫する要因となっている。同社はコスト圧縮など事業収益の改善に努めてきたが、自助努力のみで原価高騰分を吸収することは困難と判断したもの。
2014年03月19日