豊田合成 工場の森づくりを北米地域で初開催

2014年03月25日

ゴムタイムス社

 豊田合成は3月25日、アメリカ・ケンタッキー州における生産子会社TG Kentucky, LLC(TGKY)の工場敷地内で3月23日に、従業員とその家族、地域住民や取引先など約3000名のボランティア参加により、約3万5000本の苗木を植樹したと発表した。
 同社グループは「世界60拠点で60万本の植樹」を目標に「工場の森づくり」活動を2009年に開始し、これまでに日本・中国・タイ・ベトナムなどアジア各国で実施してきた。新たに北米地域にも活動を拡大し、累計で16拠点(海外9拠点・国内7拠点)、23万6500本を植樹した。
 同活動は、工場緑化の推進(生態系保護の促進と地球温暖化対策に貢献)、社員の環境意識(エコマインド)の向上と一体感の醸成、地域の人々と一緒に取組むことによる地域社会との融和をねらいに、国際的な植樹の第一人者である宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授、国際生態学センター長)の「本物の森づくり」(以下、「宮脇方式」)に則って実施している。
 宮脇方式では、土地本来の植生種を「混植・密植」させ、「競争と共生」を図りながら地震や津波、火災等に強い「本物の森づくり」を提唱しており、今回もアメリカ・ケンタッキー州における本来の植生種であるオーク・ヒッコリー・ブナ類など32種を植樹した。
 同社グループは今後も、地球環境に優しい「工場の森づくり」活動を推進していくとしている。

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