日本のものづくりには、品質や仕上がりにこだわる一方で、作り手側の安全や快適さを配慮する意識が少なかったのかもしれない。
ショーワグローブ第二営業グループ大崎正裕部長は、海外子会社で開かれた研修の場で世界中から集まった担当者と会議を重ねるうちに、日本と欧米の労働環境に対する考え方のギャップを痛感したという。
欧米では高い人権意識も相まって、早くから作業員にゴーグルやマスク、手袋を装着させて安全を守り、ケガをさせないことを徹底してきた。
日本でも安全がおろそかにされてきたわけではないだろうが、どちらかといえば、作業員の安全よりも製品の品質に目が行きがちだった。
2014年03月31日