東洋タイヤコード　社名を東レハイブリッドコードに変更

　東洋タイヤコードは３月26日、社名を４月１日より「東レハイブリッドコード（英文名：Ｔｏｒａｙ　Ｈｙｂｒｉｄ　Ｃｏｒｄ，　Ｉｎｃ．）」に変更すると発表した。
　同社は１９６１年12月設立、１９７２年９月に東レ１００％出資の完全子会社となり、その間今日までタイヤコード、産業用コード、カーペット用パイル糸の３事業をコア事業とし、東レグループの産業資材高次加工メーカーの最重要拠点として現在に至る。
　今回の社名変更は国内外の顧客に向けて、東レグループにおける同社の位置付けを明確にするとともに、東レのブランド力を発揮することで、市場におけるプレゼンスを高め、これまで以上に顧客との共同取り組みやニーズに合致した新規商品開発を充実させていくことが目的。
　新社名の「ハイブリッドコード」は、事業内容の拡大によりコード事業全般が同社のコア事業となっていることと、さらには同社が保有する特殊な複数の要素技術、あるいは同社が扱うさまざまな繊維の「複合・混成」から革新的なコード材料を生み出すとの企業コンセプトを表現している。
　今回の社名変更を機に、より高い倫理観とコンプライアンス精神を基盤とし、一層の先端材料を生み出す技術の深化を図ることにより、新しい価値の創造を通じ、豊かな社会の実現に貢献していく方針。
　なお、今回の変更は社名のみで、これに伴う株主や資本の異動はないとしている。