樹脂・ゴム製品の値上げの動きが止まらない。今年に入ってからだけでも、40社以上が値上げを発表している。
中でもクラレは1月17日にエラストマー関連製品の値上げを発表したのを皮切りに、3月14日までの間に7回にわたって樹脂からゴム・化成品製品全般に至るまで、広範な製品の値上げを発表した。
その背景にあるのは、円安により原油・ナフサ価格が大幅上昇し、樹脂・ゴム材料などの原料・副資材などが高騰したこと。さらに物流コストなども上昇している。
同社に限らず、各企業とも合理化とコスト削減などにより社内吸収に努めてきたが、それが限界に達したため、値上げに踏み切らざるを得なかったというのが現在の状況である。
ただ、そうした動きがある一方で、コスト上昇を値上げに反映できない業界がある。例えば
2014年03月31日