東海ゴム工業は3月27日、ベッドや車いすでの介護やリハビリを支援する体圧検知センサ「SR ソフトビジョン」シリーズで、タブレットやスマートフォンなどのモバイル機器と無線で連動させ利便性を向上した「SR ソフトビジョン(無線版)」を3月28日に発売すると発表した。
メーカー希望小売価格は、セット価格で34万8000円(税別)。
同製品の数値版は2013年10月の発売以来、簡単な操作で圧力データ を定量的に管理でき、耐久性に優れたオールゴム製のセンサシート素材により気軽に使用できる機器として、病院や介護施設などを中心に好評を得ている。一方で、従来の仕様はパソコンとの有線での接続が前提となっていたため、一部の利用者様からはタブレットやスマートフォンなどのモバイル機器との無線連動を望む声が上がっていた。
こうした市場の要望に応えたのが、数値版にタブレットやスマートフォンと無線連動させる「無線化キット」を追加した「SR ソフトビジョン(無線版)」。モバイル機器とのワイヤレスでの連動により、介護やリハビリの現場だけでなく、研究・開発分野や様々な産業分野での利用の可能性を広げる製品となっている。
よりよい暮らしをユーザーに提供するため、同社はこれからも福祉・医療機器の開発に取り組んでいくとしている。
2014年03月28日