東洋ゴム　２０１４年度入社式を開催

　東洋ゴム工業は４月１日、２０１４年度入社式を開催した。
　新入社員に向けた信木明社長のあいさつは以下の通り。
　ご入社おめでとうございます。昨年度、当社は過去最高の成績を達成し、まさに「新しい時代」へと挑む重要な年に、希望に満ち溢れた皆さんを迎えることができたことを心から喜んでいます。
　当社は現在、グローバルに成長基盤の拡充を図り、さまざまなビジネス・チャンスをものにしていけるよう事業経営を推進しています。新興国メーカーが台頭し激しさが増すグローバル競争の中で、市場は「多極化」「多様化」し、ますます予測困難で混沌を極みつつあります。時代はまさに、「生き残り」ではなく、「勝ち残り」。どんな環境下であっても、持続的成長を確実なものにし、勝ち残ることができる強い企業をめざして、当社は今「企業力を高める」ことをテーマに一丸となって取り組んでいます。
　「企業力」には「質」と「活力」が必要不可欠――社員一人ひとりが仕事・商品の「質」にこだわり、またグローバル規模でのチームワークを実現して積極的にコミュニケーションを図ることで、会社全体の「活力」を創出していくこと。市場の変化にスピーディかつ柔軟に対応し、我々がグローバルに持っているあらゆる経営資源を最大限に活用していくことができれば、当社は厳しい時代の中でも勝ち続けることができるはず。そのために、当社のすべての人間が相互にさまざまな壁を越えて連携、協働することで「融合と革新」の化学反応を起こしていこうと社内に呼びかけているところです。やがて当社の事業をダイナミックに動かしていただく皆さんに期待をこめて、３つお伝えします。
　１つめは、「社会人としての責任ある行動をすること」。
　２つめは、「スキルと人間力を磨くこと」。
　３つめは、「常に向上心を持ち続けること」。
　当社は来年で創立７０周年を迎えます。皆さんが経営幹部として、舵取りを担うであろう３０年後には創立１００周年、皆さんにはその瞬間に立ち会っていただかねばなりません。本日より当社の一員となった皆さんは、人生の大半をこの「東洋ゴム」という大切な舞台で過ごすことになります。今日から自分がこの会社を成長させ、一流企業へと変貌させる、という強い当事者意識をもって仕事に励んでください。