バンドー化学 2014年度入社式を開催

2014年04月02日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は4月1日、本社事業所で2014年度の入社式を実施した。
 入社式には、新入社員(キャリア採用者等含む)34名が出席し、吉井社長をはじめとする役員等が新入社員を歓迎した。吉井満隆社長のあいさつは以下の通り。
 本日、新しい仲間として34名の新入社員の皆さんをお迎えできた事を、会社を代表してお祝い申しあげます。
 さて、当社は1906年の創業以来、ゴム・プラスチック製品 パイオニアとして、新技術や新製品の開発を行ってきた「ものづくり」の会社です。長い歴史と伝統ある会社で働く事に誇りを持ち、グローバルな視点を持って、色々な事に果敢にチャレンジして欲しいと思います。入社式に当たり、皆さんに常に心がけて頂きたい事が3つあります。
 1つ目は「グローバルに目線をおいて挑戦する事」です。
 われわれを取り巻く世界の環境は予想を超えるスピードで変化しています。当社としてもグローバル市場での取り組みが大きなテーマとなります。当社は、1978年からアジアを中心に海外事業を展開し、今や世界の14ヵ国21拠点を構えるほどになっています。昨年稼働したインドでは2ヵ所目となる新工場やタイ、中国などアジアを中心に生産・販売体制を拡充するなど、海外売上高比率は早晩50%を超えると考えています。このような中、これらを推進していくためには、グローバルに目線をおいて、常に将来を見据え、失敗を恐れず挑戦していく人材が求められます。皆さんが柔軟な発想で、挑戦していくことを大いに期待しています。
 2つ目は「仕事を通じて自分を磨いていくという事」です。
 仕事とは、やらされたり、与えられたりするものではなく、自ら楽しさや面白さを求めて取り組むものです。はじめは、上司や先輩から与えられた仕事をする事になりますが、その仕事の目的、自分の役割を理解して、どうすれば正確に期限どおりにできるかを考えてください。失敗する事もあるでしょうが、真剣に仕事に取組み「自分で考える姿勢」「常に勉強する姿勢」を持てば、徐々に仕事の世界が見えてきます。仕事の世界が見えてくると自分に自信がつき、その仕事が面白くなってくるものです。受け身ではなく「自分で考えて仕事をする」事が重要です。自分で考えて仕事をした人と、与えられた仕事をただこなす人とでは、10年もすれば大きな差となってきます。小さな事でも、こうした取り組みを真摯につづけ、仕事を通じて自分を磨いていって欲しいと思います。
 3つ目は「コミュニケーションを大切にする事」です。
 インターネットやメール、ソーシャルネットワークシステムの普及によって、コミュニケーションの形態も大きく変わりましたが、ぜひ皆さんには、周囲の人と直接会話をし、意見を交わし、議論をして頂きたいと思います。人とのコミュニケーションを通じて、学ぶという意識を持って下さい。会社には、色々な世代の人がいます。コミュニケーションを活発に行い、世代を超えた者同士が理解を深めていく事で、チームとしての一体感が生まれると考えています。
 私たちは、昨年度から中長期経営計画「Breakthroughs for the future」に取り組んでいきます。昨年度はその達成に向けて着実な一歩を踏み出す事ができましたので、今年度は皆さんを含むバンドー化学の社員一人ひとりが従来の殻を破りやるべき事をやる「実行の年」としていきたいと考えています。「Break through」という言葉は「突破する」という意味ですが、このスローガンでは、名詞として使っており、転じて「躍進」という意味を表しています。また、複数形の「s」に当社の社員全員がそれぞれの課題に挑戦し、突破する事で躍進していくという思いを込めています。新入社員の皆さんは、本日バンドーグループというチームの一員になりました。皆さん一人ひとりがこの中長期経営計画の担い手として自分の役割を考え、明るく、元気に、前向きに、高い目標に挑戦し、チーム活動でバンドーグループの10年後の躍進を目指していきましょう。

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