日本インシュ 創業100周年記念サイト開設

2014年04月03日

ゴムタイムス社

 日本インシュレーションは4月2日、創業100周年記念事業の一環として同社オフィシャルサイト内に「創業100周年記念サイト」を開設すると発表した。
 1914年に同社の前身、大阪パッキング製造所が現在の大阪市北区で創業してから、100年を迎える。
 創業者・石川延太郎氏は市水道局職員で、大阪キタ・ミナミの大火(1908年、1911年)で消火活動に当たった。水道管からの漏水などで十分な活動を行うことができなかった石川氏がパッキングの技術を学ぶためにパッキング・メーカーに転身したのが同社の創業となる。
 その後、紆余曲折を経て、1966年に世界で初めて高耐熱けい酸カルシウム、ゾノトライトの人造合成に成功し、保温材・耐火被覆材メーカーとして今日に至った。その間、欧米の建材メーカーへの技術供与を通じて世界へ同技術を広める一方、新商品開発や環境対策にも取り組み、資源エネルギー庁長官賞をはじめとする顕彰の受賞、ISO9001やISO14001認証を取得するなど、「品質」と「環境」を企業の理念として活動を展開してきた。
 今後も、同社はインシュレーション事業を通じて、国内はもとより世界においても省エネルギーや安全・安心の向上に貢献していく考えだ。
 記念サイトは、4月7日に開設予定。同社の創業から今に至るまでの歩みを、研究開発や商品開発を中心に、写真をレイアウトした年表でわかりやすく紹介し、コンテンツを逐次追加していくとしている。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー