本紙はゴム企業とゴム関連企業に対し、2014年4月の新卒採用状況に関するアンケート調査を実施した。それによると、回答のあった23社の新卒採用者数は759人となった。また国による女性活用の推進、企業のグローバル化に関連して、女性・外国人の採用についてたずねたところ、性別・国籍に限らず優秀な人材を確保していくという考え方の企業が多いことが改めて分かった。
14年度の採用状況では、技術系が600人、事務系が156人(一部不明を除く)で、圧倒的に技術系が多かった。また最終学歴を見ると、大学院卒が262人、大卒が202人、短大・高専・専門学校卒が29人、高卒が266人で、現業部門の技術系高卒者、高度な専門知識を有する大学院卒の順で採用が多いことが分かった(ただし、大学院卒と大卒を合わせて公表しているケースは除いた)。
採用にあたって重視した点については、事務系では「コミュニケーション能力」が最も多く、「積極性」「協調性」「意欲」「社風への適合性」が続いた。技術系は積極性が最多でコミュニケーション能力・意欲の順だった。
また経済産業省が東京証券取引所と共同で、女性の活用を積極的に推進している上場企業を「なでしこ銘柄」とし選定して発表するなど、女性人材の活用が求められている。
そこで女性採用者数を調べるとともに、女性採用に積極的かどうかをたずねたところ、