クラレは4月3日、この春小学校に入学する子どもとその親にアンケートを行い、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査し、その結果を発表した。
子どもたちが夢見る職業の1位は、調査開始以来16年連続で男の子が「スポーツ選手」、女の子が「パン・ケーキ・お菓子屋」となっている。親が子どもに就かせたい職業の第1位は、男の子「公務員」、女の子「看護師」。親の調査では、男女ともに安定性を求める傾向が強いものの、男の子で「消防士」、女の子で「保育士」といった子どもの希望と共通した職業への関心も高まっていると見られる。
調査結果は、男の子編は「スポーツ選手」が16年連続トップで、根強いヒーロー人気をうかがわせた。「警察官」は過去最高の支持率。また、男子も「パティシエ」が人気。6年生は理工学系への関心が高いことが分かった。
女の子は 「パン・ケーキ・お菓子屋」が16年連続トップ。「女医」が「看護師」を逆転したほか、「アイドル」の人気も続いている。「保育士」は2年連続ベスト3に入った。6年生は身近な存在である「教員」「保育士」に関心を持っていることが分かった。
男の子の親がつかせたいと考える職業の1位は「公務員」で、「スポーツ選手」は初の3位となった。「消防士」と「薬剤師」の人気は定着している。6年生の親は、安定性を求める傾向にあることが分かった。
女の子の親は、「看護師」が23年連続トップで、「保育士」「薬剤師」が人気。6年生の親は「教員」がダントツ1位で、また、医療関係へも関心が高い。
スポーツ選手は、男子で「野球」復活の兆しがあり、女子は「フィギュアスケート」の人気が高まっている。
小学1年生の「将来就きたい職業」と親の「就かせたい職業」は、2014年に小学校に入学する子どもとその親を調査対象に行った。クラリーノ製ランドセルの購入者にアンケートはがきを配布し、子どもの「就きたい職業」と親の「就かせたい職業」を各1つ記入してもらい、郵送により回収した。有効回答(2013年12月31日時点)を抽出し、回答内容を集計。子ども4000人(男女各2000人)、その親4000人がサンプルとなった。
小学6年生の「将来就きたい職業」と親の「就かせたい職業」は、2014年に小学校を卒業する子どもとその親を対象に調査を実施。調査方法は、使い終わったランドセルをアフガニスタンに寄付するクラレの国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」のインターネット応募サイトでアンケートを実施した。有効回答(2014年2月28日時点)を抽出し、回答内容を集計。子ども(男の子137人、女の子164人)、その親(男の子108人、女の子136人)がサンプルとなった。小学6年生とその親の調査は、2012年から開始して3回目となる。
2014年04月07日