東洋ゴム工業は4日、米国環境保護庁(USEPA)による「SmartWay・プログラム」において、北米市場向け市販用トラック・バス用タイヤM144が新たに認証を取得したと発表した。
SmartWay・プログラムとは、USEPAが米国内の商業輸送における燃料消費効率の向上と大気汚染物質の排出量削減を目的とし、温室効果ガスの低減に効果のある技術・製品を認証、市場への導入促進を図るもの。
トラック・バス用タイヤでは、転がり抵抗性能がUSEPAの定める基準を達成した場合、SmartWay製品として認証を受けることができる。
カリフォルニア州では、同州内を走行する53フィート(約16メートル)以上のトレーラーを牽引する際には、SmartWay認証製品の装着を義務付ける規制が施行されている。
同社では、2010年に初めて3製品がSmartWay認証を取得。今回認証を取得したM144は、同社独自のトラック・バス用タイヤ基盤技術「e―balance」を採用し、環境性・経済性・耐久性などタイヤに求められる基本性能を高め、転がり抵抗の低減を実現させたトラック・バス用タイヤで、2013年3月に発売を開始している。
同社は、これからも環境性能に優れた製品のラインアップを充実させ、各市場における環境への取り組みに協力していくとしている。
2014年04月07日