1952年の創業以来、フレキシブルホース・パイプのパイオニアとして、事業を展開してきた東拓工業(大阪市淀川区・福永誠次社長)。
同社の13年度のホース部門の売上は、市場が動き出したことで2ケタ増となった。電設部門もIT関連が好調で2ケタ増、土木部門も前年並みを確保した。
その要因について、福永社長は円安の影響と公共事業が本格的に動き出したことを挙げている。
ただし、利益面では原料高に加え、物流費・資材・電気料金など様々なコストが上昇したため、若干の減益となった。
一方、中国の拠点では、クリーナーホースがメインだが、前年並みを確保した。「人件費が高騰しているため、生産性をいかに向上させていけるかがカギになってくる」と福永社長は考えている。
14年度は全体で6%以上、工業用ホースに関しては2ケタ増を目標としている。
そのために力を入れているのが東日本での需要確保である。東北の復興需要やオリンピック需要などを取り込んでいくため、4月2日から北関東営業所を開設するとともに、物流倉庫も建設した。さらに、東日本にはもう1ヵ所営業拠点を開設することを計画している。
また、
2014年04月19日