東海カーボンは4月16日、1月20日に公表した、トランスカナダ・コーポレーションの子会社であるトランスカナダ・パイプラインズの保有する、カナダ・アルバータ州のカーボンブラックメーカー、カンカーブ社の発行済株式の全てと、トランスカナダ・コーポレーションのグループ会社であるトランスカナダ・エナジー社が所有する一部関連資産の取得に関し、4月15日(カナダ現地時間)に、全ての手続きを完了したと発表した。
今後は、同社の連結子会社としてカンカーブ社を運営していく。
異動前の同社の所有株式数は0株、議決権の数は0個、議決権所有割合は0・0%。今回の取得株式数は12株で、議決権の数は12個、議決権所有割合は100・0%となる。
同資産の内容は、排熱処理設備に係る資産で、用途はサーマル法によるカーボンブラック製造時に生じる排熱を利用した発電とMedicine Hat市への売電。
本件取引の取得価額は190百万カナダドル(177億円、カンカーブ社の株式取得の対価に加え、本資産取得の対価を含む)。取得対価の額は、株式取得実行日におけるカンカーブ社の運転
資本の増減により調整がなされる。また、取得経費等その他の費用については未定。
同買収が同社連結業績に与える影響については現在精査中であるとし、今後業績の見通しに修正の必要が生じた場合には、速やかに開示する方針。
2014年04月17日