取材メモ 走るうちに膨らむ自転車タイヤ開発

2011年09月19日

ゴムタイムス社

 「自転車のタイヤを空気入れで膨らませなくていい」という夢のようなタイヤ「PumpTire」をBenjamin Krempelさんらが開発した。PumpTireは一見普通のタイヤのように見えるが、普通のタイヤより大型のバルブが付いており、外周を細いチューブが取り囲んでいる。(写真参照)自転車を走らせている間に、バルブから空気を取り込んで、チューブを通してタイヤ内に送り込む仕組みで、走っている間に自動的にタイヤに空気を充填できるようになっている。あらかじめ設定した空気圧に達すると、バルブがそれを感知して空気の送り込みを止めるようになっており、バルブを動かすことで、空気圧を変えることも可能。

 開発元ではPumpTireを商品化するために10月5日までに25万ドルを目指して資金提供者を募集している。一般販売時には1万円から1万2千円ほどになるとのこと。

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