三洋貿易は4月22日、最近の業績動向を踏まえ、平成25年11月8日に公表した平成26年9月期の業績予想を上方修正したと発表した。
平成26年9月期第2四半期については、売上高は前回発表の275億円から8・7%増の299億円に、営業利益は12億8000万円から37・5%増の17億6000万円に、経常利益は13億8000万円から39・9%増の19億3000万円に、純利益は7億6000万円から46・1%増の11億1000万円にそれぞれ修正を行った。
また、通期の連結業績予想についても、売上高が前回発表の555億円から2・7%増の570億円に、営業利益が27億円から11・1%増の30億円に、経常利益は28億5000万円から12・3%増の32億円に、純利益は15億6000万円から15・4%増の18億円にそれぞれ修正を行った。
同社は修正の理由を、同第2四半期累計期間において、ゴム関連商材、自動車用部品や各種分析機器などの販売が好調に推移したほか、子会社の資源関連掘削機材の販売も大きく増加したことから、前回公表した第2四半期連結業績予想を上回る見込みとなったとしている。また、通期についても、消費増税による駆け込み需要の反動や消費マインドの冷え込みなど懸念材料はあるが、ゴム、化学品関連商材を中心に底堅く推移する事が予想され、前回の通期業績予想を上回る見込みであるとしている。
2014年04月23日