住友ゴム タイで農業機械用タイヤ工場開所式

2014年04月24日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は4月23日、スミトモラバータイランドの農業機械用タイヤ工場の開所式を、4月22日、同工場敷地内(タイ国ラヨーン県アマタシティ工業団地)で実施したと発表した。
 農業機械用タイヤでは同グループとして初の海外工場となる。事業内容は農業機械用タイヤ、ゴムクローラ、フォークリフト用ソリッドタイヤの製造・販売。総投資額は約40億バーツ(約130億円)。生産開始は2014年4月。生産能力は約800トン(5万本)/月(2017年末)。敷地面積は約13万㎡。
 開所式には、ラヨーン県のウィチット知事をはじめとする行政関係者他、当社からは池田社長、スミトモラバータイランドの長畑社長など、総勢150名が出席した。
 開所式では、池田社長が、「住友ゴムグループは、2020年を目標年度とした長期ビジョン『VISION 2020』において『農業機械用タイヤのアジア展開』を成長エンジンのひとつとして掲げており、当工場で高品質の農業機械用タイヤを数多く生産し、タイの農業発展、ひいては世界の食糧不足解消に貢献したい。」と挨拶した。
 現在、世界的な食料需要の増加を背景に、コメの世界最大の輸出国であるタイでは農業機械用タイヤの需要が増加している。新工場では、コンバイン用ゴムクローラの生産において、スチールコードをスパイラル状に巻く新工法「スパイラル方式」を採用し、優れた耐久性と低振動性を実現した高機能ゴムクローラを生産するなど、タイでの供給体制を強化し、農業機械用タイヤ事業の一層の拡大に取り組んでいくとしている。

 

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー