電気化学工業　特殊混和材事業の海外展開について発表

　電気化学工業は４月24日、特殊混和材事業の海外展開について発表した。
　同社は昨年10月に「２０１７年度特殊混和材事業海外売上高目標１５０億円」を発表。それを達成する核となる地域事業統括会社を設立し、事業を開始した。
　中国市場では、地域事業統括会社の電化創新（上海）商貿有限公（英文名ＤＥＮＫＡ　Ｉｎｆｒａｓｔｒｕｃｔｕｒｅ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ　Ｓｈａｎｇｈａｉ）を今年１月に設立、４月に営業を開始した。資本金は約２億円。売上目標50億円（17年）。従業員数は50名（17年）。
　また、生産会社の電化無機材料（天津）有限公司（英文名ＤＥＮＫＡ　Ｉｎｏｒｇａｎｉｃ　Ｍａｔｅｒｉａｌｓ　Ｔｉａｎｊｉｎ）を昨年９月に設立、今年３月に操業を開始した。資本金は約３億円。生産能力は５５００ｔ／年。
　東南アジア周辺地域市場では、地域事業統括会社のＤＥＮＫＡ　Ｉｎｆｒａｓｔｒｕｃｔｕｒｅ　Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ　Ｐｒｉｖａｔｅ　Ｌｉｍｉｔｅｄ）を昨年11月に設立、今年４月に営業を開始した。資本金は約１億円。売上目標60億円（17年）。従業員数は約50名（17年）。事業領域は東南アジアに加えインド、台湾、香港。
　また、ＰＯＳＣＯ社（マレーシアに拠点を置く有力建設材料メーカー）に今年１月から出資。今後同社への導入を進め、生産拠点として活用を図るとともに同社との協業により更なる拡大を目指すとしている。