日東化工の14年3月期 売上12%増も経常69%減

2014年05月12日

ゴムタイムス社

 日東化工の2014年3月期決算(非連結)は、売上高107億7000万円、前期比12・4%増、営業利益3100万円、同57・2%減、経常利益1700万円、同69・1%減、当期純利益は100万円、同96・5%減の増収減益となった。
 収益面では、ゴムコンパウンドにおいて自動車関連を中心に受注が好調で増収となったものの、利益率が高い成形品の販売量減少および設備稼働率の低下があり、売上の伸長が利益に結びつかなかった。また電気・ガスなどユーティリティー費用のコスト上昇や、施設の老朽化に伴う修繕費の増加が影響し、大幅な減益となった。配当については財政状態を勘案して2年ぶりに無配となった。
 セグメント別のゴム事業では、ゴムコンパウンドは自動車関係を中心に受注が好調に推移し、売上高は39億6800万円、同53・4%増となった。シート・マット製品はゴムシートの受注が堅調に推移し、概ね前年並みの売上。ゴムマットは粉末マット等の増販により、前年同期を上回る売上となった。この結果、シート・マット製品の売上高は16億1600万円、同0・7%増となった。成形品は鉄道の軌道に使用する防振ゴムが、

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