横浜ゴムは5月8日、乗用車用タイヤ生産拠点である新城工場(愛知県新城市)とトラック・バス用タイヤ生産拠点である三重工場(三重県伊勢市)において、5月3日にそれぞれ工場の敷地内で地域交流イベントを開催したと発表した。当日は従業員やその家族、地域住民の方々などが来場し、来場者数は新城工場で約2500人、三重工場で約7000人を数えた。
新城工場は操業開始50周年の記念イベントで、南雲忠信横浜ゴム会長兼CEOが開会の挨拶を行った。イベントのテーマは「環境と地域共生」とし、来場者に環境意識を高めてもらうことを目的とした。当日は同社グループの植樹プロジェクト「YOKOHAMA 千年の杜」の植樹会を開催し、来場者にも参加してもらい計710本を植樹した。さらに、同社グループが取り組んでいる植樹、生物多様性保全活動などのCSR活動を紹介するコーナーを設けた。そのほか、オフロードレーサー塙郁夫選手とモータージャーナリスト飯田裕子氏によるトークショー、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦したオリジナルEV(電気自動車)レーシングカーによるデモラン、和太鼓演奏など様々なアトラクションを実施した。
三重工場で開催したのは第21回「ふれ愛まつり2014」。今年のテーマは「環境を楽しく学ぶ」として、環境キーワードを使った「環境ビンゴゲーム」、鳥を呼ぶために使われる楽器「バードコール」の製作、自転車をこいで発電する「チャリ電バトル」を行ったほか、三重工場の生物多様性保全活動をパネルで紹介する生物多様性コーナーを設けた。また、東日本大震災の被災地である宮城県女川町に対し三重工場が継続的に行っている支援活動を紹介するコーナーを設置し、今後の被災地支援のあり方について訴えた。そのほか、特設ステージでは皇學館大学のよさこいサークルによるパフォーマンスや地元の音楽サークルによる演奏などが行われたほか、今年も同工場のゆるキャラ「くろじかくん」が登場し来場した子供たちの人気者になっていた。
2014年05月09日