東海ゴム工業の13年度の高圧ホースは、国内は排ガス規制対策で建機向けが好調、それ以外でもダンプやフォークリフト向けなどが堅調だったことに加え、消費増税前の駆け込み需要もあって健闘した。
一方、布巻ホースは、主力である打設関係で消費増税前の駆け込み需要があったほか、工事関係も好調。スポット物件にも恵まれ、同8%増だった。
ただし、販売額としては高圧ホースの方が大きいため、産業用ホース全体では同3%減と、前年度実績を下回った。
14年度については、高圧・布巻ともに消費増税の影響で上期は同3%程度落ちるものの、下期は回復し、通期ではそれぞれ同3%増になると見込んでいる。
同社は中期経営計画「2015VISION」の中で、2020年代初頭に売上高1兆円とする目標を掲げている。その一環として、産業用ホース事業を従来以上に強化するため、製造会社「TRI京都」を京都府綾部市に新設した。
同工場は、
2014年05月10日