日本ベルト工業会がまとめた3月のゴムベルト生産実績によると、生産量は2556tで前年同月比5%減となった。内需は1891tで同14%増、輸出は665tで同36%減となった。
品種別ではコンベヤベルトは合計で1420t、同18%減となった。内訳は内需が同12%増。一方、輸出は同46%減と7ヵ月連続で減少した。
伝動ベルトは1136tで同18%増、内需は同16%増、輸出は同30%増。内訳では歯付ベルトが同1%増、Vファンベルトが同24%増、その他ベルトが同2%増となった。
1―3月累計では、合計で7276t、前年同期比2%減となった。
品種別でコンベヤベルトは3946t、同17%減、内訳は内需が同12%増、輸出が同44%減となった。コンベヤ国内は、製鉄所や石炭火力発電所向けの需要が堅調だった。一方輸出は、昨年後半からの資源国の生産調整や景気鈍化等の流れが継続し、1―3月累計でも4割以上の大幅減となった。
1―3月の伝動ベルトは3331tで同26%増となった。
伝動では国内自動車用が消費税増税前の仮需等から
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