ブリヂストンは5月9日、2013中期経営計画に重点項目として掲げた「グローバル経営体制の整備」の一環として、中国とアジア・大洋州地域におけるタイヤ事業の経営体制を再編すると発表した。
現在、該当地域は別々の戦略的事業ユニット(SBU)として事業運営を行っているが、これらを経営管理上統合することで、経営資源を有効活用し、新興国におけるガバナンス強化と経営のグローバル化、更には急速に変化する市場環境への迅速な対応が可能となる。
アジア・大洋州タイヤ事業統括会社であるブリヂストン アジア パシフィック ピーティーイー リミテッド(以下BSAP)の事業責任範囲を中国まで拡大し、中国タイヤ事業統括会社である普利司通(中国)投資有限公司(以下BSCN)とBSAPの統括組織(以下BSCAP)に再編する。これに合わせBSCAPの取締役も見直し、より一層グローバル最適の観点から経営を行い、ガバナンスを強化する。実施日は7月1日から。
同社グループは、「真のグローバル企業」と「業界において全てに『断トツ』」を目指し、中期経営計画を経営の中心に据えて戦略的な施策を進めるとともに、経営改革の質とスピードの向上を図っていくとしている。
〈現BSAP概要〉
※7月1日よりBSCAPに略称を変更。再編に伴う社名変更はない。
▽会社名=ブリヂストン アジア パシフィック ピーティーイー リミテッド
▽所在地=シンガポール
▽資本比率=ブリヂストン100%
▽設立年月=2006年10月
▽従業員数=100名(2013年末時点)
〈現BSCN概要〉
▽会社名=普利司通(中国)投資有限公司
▽所在地=中国・上海市
▽資本比率=ブリヂストン100%
▽設立年月=2004年10月
▽従業員数=450名(2013年末時点)