ＮＯＫの２０１４年３月期連結決算は、売上高５９１３億８８００万円、前年同期比９・３％増、営業利益３２５億８６００万円、同22・９％増、経常利益４２３億１３００万円、同20・２％増で増収増益となった。当期純利益は、客先の市場回収処置に伴う負担見込み額として55億７００万円の特別損失を計上したこと等により、２１７億５７００万円、同２・１％減となった。
国内外の自動車生産が好調だったことや、建設機械の需要増加、スマートフォンやタブレット端末の需要好調、国内および欧米でプリンター・複写機ともにカラー機の需要が回復したことに加え、人件費・経費等の抑制と為替の影響などにより増収増益となった。
セグメント別では、シール事業について、自動車向けは中国での日系車の需要回復など海外での自動車生産が好調であったことや、国内での新車投入効果等の影響により販売が増加した。一般産業機械向けは国内での建設機械の需要増加、および中国での建設機械の需要回復により販売が増加。その結果、売上高は２８４８億６１００万円、同10・４％増となった。新興国において人件費・経費等は増加したものの増収により、営業利益２７７億２９００万円、同31・３％増となった。
電子機器部品事業では、スマートフォンおよび自動車向けの需要が好調だったが、デジタルカメラやパソコン向けの販売低迷により販売数量は減少。しかし、為替の影響により販売額は増加した。その結果、売上高は２６６４億４４００万円、同９・０％増となった。人件費・経費等の抑制に努めたものの、一時的な生産量の急減等の影響により営業利益は20億４５００万円、同57・６％減となった。
ロール事業では、プリンター・複写機向け製品、および補修部品等の受注減はあったものの、為替の影響により販売額は増加。その結果、
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