ブリヂストンは5月8日、東京都小平市の同社技術センターで、次世代低燃費タイヤ技術「ologic」の技術発表会を開催し、同技術の開発に貢献した新しいタイヤ開発技術「アルティメットアイ」施設を公開した。
タイヤ開発にあたって重要なのは、タイヤが路面に接地しているところで何が起きているかということだが、これまではシミュレーションに頼るしかなかった。
これを解決したのがアルティメットアイである。最先端のシミュレーション技術と、タイヤ踏面の挙動を計測・可視化するシステムを組み合わせることで、実走行状態のタイヤの接地面の挙動を解析することが可能になった。
同日、説明を行った桑山勲タイヤ研究本部操安研究ユニットフェローによれば「考え方はそれほど難しいものではないが、実行するには大規模な施設やコンピューターなどが必要」であり、さらに高性能のセンサーや膨大なデータを高速で処理する技術などが開発されたことで、初めて実現したものだという。
タイヤ踏面の挙動を計測・可視化するシステムは、主に