ニッタの14年3月期 売上高11%、営業利益が3倍に

2014年05月19日

ゴムタイムス社

 ニッタは5月9日、本社で2014年3月期連結決算説明会を開き、國枝信孝社長・新田元庸取締役副社長ら出席し、決算概況を説明した。
 同社の連結売上高は564億8900万円、前期比11・2%増、営業利益28億4000万円、同193・7%増、経常利益77億3600万円、同58・1%増の増収増益となり、当期純利益は57億2100万円、同48・7%増となった。
 売上高と営業利益は過去3番目となり、経常利益はと当期純利益は過去2番目の業績となった。
 13年度の業績について、國枝社長は「『V2020』の第1フェーズの最終目標である売上高600億円、営業利益6%への足掛かりをつけていいきたい期であった。13年度はアベノミクスにより円高の修正、株高効果で需要業界の回復で順調に推移した。特に海外売上高構成比は前期の22・6%から27・8%に増加した」と述べた。
 主なセグメント別の業績は次のとおり。
▽ベルト・ゴム製品事業 主力のベルト製品は、海外では、繊維機械向けや金融機器向け製品が、欧州やアジア地区で堅調に推移した。国内では、食品機械向けの樹脂搬送用ベルトが比較的堅調だった。また半導体・液晶業界の設備投資の回復に伴い半導体装置メーカーや関連のロボット分野向けが堅調に推移。ゴム製品も工作機械向けのシール製品が回復した一方、関連会社向けのゴム素材製品は低調となった。その結果、売上高は228億9800万円と前年度比13・1%増となり、営業利益は18億2900万円で同32・2%増となった。
▽ホース・チューブ製品事業
 建設機械、産業車両向け油圧ホース製品は、国内外ともに堅調に

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