三ツ星ベルトの2014年3月期連結決算は、売上高636億8500万円、前年度比14・6%増、営業利益61億2400万円、同17・3%増、経常利益73億200万円、同21・9%増で増収増益となった。当期純利益は47億2100万円で同26・4%増。
セグメント別で見ると国内ベルト事業では、自動車用ベルトは国内新車販売が消費税増税前の駆け込み需要などから増加したものの、ベルト非装着車種の増加により、新車組み込みライン用の売上高は前年度並みとなった。補修用ベルトは車検交換需要の減少などから売上高が減少した。一方、為替の円安進行によりユーザの海外生産移管の流れが鈍化しつつあることから、一般産業用ベルト・OA機器用ベルトの売上高は、前年度を上回った。運搬ベルトは積極的な新製品の投入が売上拡大に寄与するとともに、合成樹脂素材も自車関連部品が伸長し、いずれも売上高が増加した。その結果、売上高265億6700万円、同3・4%増、営業利益66億2100万円、同10・5%増となった。
海外ベルト事業では、欧州で自動車用ベルトが前年度を下回ったが、
2014年05月14日