操作性向上で省エネ効果
欧州の産業機械を輸入・販売している㈱ケー・ブラッシュ商会(東京都中央区 増田和雄社長)は、高性能ゴム用射出成形機などを製造する仏レップ(REP)社製品を、4月から販売した。
レップ社は世界で初めてゴム射出成形機を製造した。現在、世界57ヵ国で約1万1000台が使われている。同社の装置の特長は、何よりも生産性が高いこと。高品質な製品を、他メーカーの装置に比べ短時間で製造できる。エネルギー消費やゴムのロスなどを減らせることから「製品単価を20%ぐらいは下げられるのではないか」と同社のアジア担当Mr. Pascal Consolaroは話している。
東南アジア諸国では、10年ほど前にゴム射出成形機を安価なアジア製に切り替える流れがあった。しかし、近年「高くてもきちんと使えるものが欲しい」という方向に変わってレップ社製に戻ってきているという。
同社の装置のうち、現在主力となっているのは第9世代となる縦型射出成形機「Vシリーズ」だ。小型V19から大型のV89まで、締付圧や射出量に応じて様々な組み合わせで提供している。横型の「Hシリーズ」もある。「4ステージ型マルチ成形機CSM」は、1台の装置で最大4種類の金型により別々の製品を生産できる。1つの金型に射出している間に、第2・第3ステージでは加硫、第4ステージで取り出しを行い、すべての工程を
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