14年3月期の決算発表に伴い、現行の中期経営計画の進捗状況の紹介や、新たな計画の発表が行われた。
もちろん、中長期的な目標を設定することは重要であり、その目標に向けて全力を尽くすのは重要だが、グローバル化に伴い経営環境が激しく変化する現代においては、従来とは異なる対応が求められているようだ。
日本ゼオンは13年度で終了した中計「SZ―20」の総括で、高機能材料事業の不振などにより売上高が当初計画を達成できず、設備投資も計画の修正や遅れにより未達成であることを示した。
また海外の生産拠点は、ほぼ計画通りに稼働開始したもの、製品市況が低迷し、市場環境変化に十分に対応できる体制を構築できていない現状を明らかにした。
このため、14年から始まる新中計「SZ―20 PhaseⅡ」では、
2014年05月26日