【CMB特集】 埼光ゴム 中国工場の受注好調

2014年05月24日

ゴムタイムス社

国内は特殊ゴム練り需要の獲得狙う

 埼光ゴム(埼玉県越谷市・加藤文男社長)は、「KMB」で代表されるマスターバッチの専門工場。「高機能ゴム」時代に応えるため、ゴムの専門商社である加藤産商により1972年に設立された。
 以来、特殊コンパウンドを含むマスターバッチ混練に取り組み、科学的データと豊かな経験を基に、的確な製品づくりを実現している。
 製造工場は、主力の栗橋工場(茨城県猿島郡)をはじめ、嬬恋工場(群馬県嬬恋村)、鹿沼工場(栃木県鹿沼市)、越谷工場の国内4拠点に、マレーシア・中国の2拠点を加えた、計6拠点を設けている。
 これらの工場にはそれぞれ特徴があり、例えば栗橋工場は、日本で初めて150Lの大型ニーダーとSPMシート出しマシンを装備。最新鋭の設備とコンピューターによる配合・原料投入管理システムを導入して、黒色系バッチを製造している。またフッ素ゴム練り専用棟を持ち、高品質のフッ素ゴムコンパウンドも生産している。
 一方、嬬恋工場は75LニーダーにSPM、バッチオフマシンを装備した色物専用工場。鹿沼工場はリボン出し装置を装備し、インジェクシヨン用途に対応している。
 同社の13年度(13年4月―14年3月)の業績は、

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