ブリヂストンは5月22日、東京・南麻布の同社グローバル研修センターにおいて「化工品事業における個別事業発表会」を開催した。
同社には、基幹事業のタイヤ以外に売上高15%を占める多角化事業があり、そのうちの約5割が化成品や工業用品などの化工品事業。今回の発表会は同事業と製品の認知度を上げる目的で開かれ、報道関係者約30名が参加した。
最初に化工品事業企画・業務室の清水徹夫本部長があいさつした後、化工品8事業の販売担当者が、各事業の概要や訴求製品等を紹介した。会場の一角には同社化工品の一部が展示された他、発表会終了後には屋外スペースに用意された「免震体験車」で、参加者が耐震と免震の違いを体験できる時間が設けられた。
清水本部長は「普段目に触れる機会の少ない化工品の露出を増やし、販売拡大を図るための初めての試み。報道関係者に事業や製品知識の基本を紹介し、一般認知度の向上につながることを期待したい」と語った。
同会で紹介された事業は以下の通り。
◇インフラ事業(免震ゴム)
免震事業の概要と広報活動について動画を交えて解説。同社は幅広い品揃えで建物の条件にマッチした免震製品を提供できるのが強み。免震について広くPRするため今春から導入した「免震体験車」の運用状況や体験者のアンケート結果等を紹介した。「震災後、免震への関心は高まっているが認知度はまだ低い。広報活動を通じて