日本自動車タイヤ協会は5月27日、定時総会を開き、津谷正明会長(ブリヂストンCEO)の後任に、横浜ゴム社長の野地彦旬氏を選出した。
就任記者会見で野地新会長は「これまで副会長として2年間、津谷会長の元、事業活動に携わってきた。JATMAの会員5社はグローバルな事業展開を推進しており、企業規模も大きい。この5社がグローバルに何をしていくか考えていきたい。
JATMAの活動の基軸は、従来通り、車の保安部品としての安全対策と環境対策だと考えている。
安全対策では、タイヤの日を中心とした啓蒙活動に、なお一層取り組んでいきたい。低燃費タイヤの環境対策に関しては、世界に先駆けて導入したラベリング制度が定着してきた。2013年には、市販用夏タイヤの販売累計で、低燃費タイヤが約6割を占め、ラベリングタイヤとしては約7割を占めた。今後の更なら広がりに期待しつつ、CO2排出削減に貢献していきたい。
使用済みタイヤの環境対策では、使用済みタイヤのリサイクル率は9割と安定的に推移している。
今後も適切な処理が維持、推進できるように、製販一体で進めていきたい」などと抱負を語った。
退任する津谷前会長は「安全対策、環境対策では活動が成果を結んできた。ただし、空気圧の