太平洋工業は5月28日、同日開催の取締役会において、北米第2拠点として子会社を設立することを決議したと発表した。
同社は、1999年に北米における日系自動車メーカーの現地生産に対応するため、米国オハイオ州にパシフィック・マニュファクチュアリング・オハイオを設立し、自動車用プレス・樹脂部品の製造を行ってきた。昨今の北米自動車生産拡大の中、今回新たにテネシー州に新会社を設立し、北米市場における受注拡大を図ることとした。
新子会社の称号はパシフィック・マニュファクチュアリング・テネシー。米国テネシー州ジャクソン市近郊に所在、代表者は瀬古壽一氏(パシフィック・マニュファクチュアリング・オハイオ副社長)。
事業内容は自動車用プレス・樹脂部品の製造・販売。資本金は2500万ドルで、設立は2014年6月、生産開始は2015年8月。出資比率は同社グループが100%。
今後の見通しとして、新子会社設立による2015年3月期の連結業績に与える影響は軽微であるとしている。
2014年05月29日