日本建設機械工業会、定時総会を開催 藤岡新会長を選出

2014年06月02日

ゴムタイムス社

 日本建設機械工業会は5月28日、東京・芝公園の東京プリンスホテル鳳凰の間において平成26年度通常総会を開催した。

 冒頭であいさつに立った竹内紀行会長(キャタピラージャパン)は「昨年は旧排出ガス規制機の駆け込み需要等によって国内需要は大幅に伸長し、今年は反動減を危惧していたが、需要の落ち込みは軽微なものとなっている。先月の内閣府月例経済報告では、設備投資が6年9ヵ月ぶりに増加しているとの表現があり、今後の建設機械への投資活発化を大いに期待している」と述べた。

 続いて議案の平成25年度の事業報告、収支決算報告を了承し、平成26年度の事業計画案並びに一般会計収支予算案、特別会計収支予算案などを原案通り承認、可決した。その後、第13期(平成25年/26年度)の理事・監事の選任が行われ、互選により新会長に藤岡純氏(コベルコ建機)が選任された。

 総会終了後、別室に移動して懇親会が開かれた。冒頭であいさつに立った藤岡新会長は「日本建設機械工業会が1990年に設立されて以来、この20数年間で日本を含む世界の建設機械市場は大きく様変わりした。市場のグローバル化、環境・安全面での法規制強化など多岐にわたる環境変化に対し、会員企業の真摯な取り組みと不断の努力があったからこそ、グローバル市場で日本の建設機械は高く評価されている。現代における変化のスピードは極めて速く、市場環境は国内外でまだら模様で、その模様が瞬時に変化しており、市場の動きが極めて読みづらい。当工業会としては会員各社が少しでも変化を先取りできるよう、また事業活動を効率的に行えるように、有用な情報提供に努めていきたい」と抱負を述べた。

 懇親会には、経済産業省松島みどり副大臣をはじめとする来賓が出席し、和やかな懇談が続いた。

 並行して別室では記者会見が開かれ、藤岡新会長と竹内前会長が改めて今後の抱負を述べた。

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