日本ミシュランタイヤは6月4日、環境負荷低減に貢献するトラック・バス用ワイドシングルタイヤ「XOne」が、生田梱包が新たに導入した冷凍車輌に装着されたと発表した。
同タイヤは駆動軸装着も可能で、更に1軸あたり10tもの荷重能力を持つ。トラックに装着されている2本のタイヤを1本にするというコンセプトで、車輌の軽量化や積載効率の向上を可能にすると同時に、環境負荷低減とコスト削減を達成する。
軽量化されたタイヤ・ホイールユニットが発進・加速時の慣性力を低減すると同時に、発熱源の1つとされるサイドウォールの数がダブルタイヤの4ヵ所からワイドシングルタイヤの2ヵ所に減ることで回転中のタイヤの発熱によって増加する転がり抵抗を削減する。
生田梱包は、今回新たに導入した冷凍車輌の後輪2軸に「XOne」を装着したことにより、従来のダブルタイヤと比較し、1車軸あたり160㎏もの軽量化を実現し、車輌重量を320㎏も軽減した。
生田梱包の代表取締役の生田芳夫氏は、「燃費が悪いと言われる冷凍車輌だからこそ、ワイドシングルタイヤの装着により改善のインパクトがあるのではないか」と期待を語った。