三ツ星ベルトは14年度3月期決算で、海外ベルト売上構成比が43・7%となり、国内ベルト売上構成比率を上回ったと発表。国内と海外が逆転したのは今期が初めてだという。海外売上高は、アジアを中心に順調に拡大したことに加え、為替レートが前期と比較して円安になったため、前年比33・3%と大幅に増加している。特に、アジア比率は年々増加しており、10年前との比較で、約2・5倍の伸びをみせている。
バンドー化学も14年度3月期決算で、自動車用伝動ベルトの売上がアジアで20%、中国で37%増加した。一般産業用ベルトでも国内は1%増加なのに対し、アジアで7%、中国で47%、欧米他で23%増と大きく伸長した。同社では13年度に制定した5年間の中長期経営計画「BF―1」の中で、最終年度である2017年度には海外売上高比率を50%まで引き上げるとしている。
ニッタの國枝社長は決算説明会で「海外売上高構成比は前期の22・6%から27・8%に増加した」と述べた。同社の中